NICUの患者取り違えオーダー、多胎児同胞間で多い
新生児集中治療室(NICU)でケアを受けている新生児1万819例のデータを基に、多胎児と単胎児の患者取り違えオーダー(wrong-patient order)のリスクを後ろ向きコホート研究で比較した。 その結果、全体での取り違えオーダーの発生率は多胎児で有意に高かった[10万オーダー当たりの撤回・再オーダー(RAR)66.0件 vs. 41.7件、調整オッズ比1.75、95%CI 1.39-2.20、P<0.001]。非同胞間のRAR発生率が多胎児と単胎児で同等だったことから(同36.1件 vs. 41.7件)、多胎児での超過リスク(同29.9件)は同胞間のRARが原因とみられ、双胎児で7組中1組、三胎児以上で3組中1組にオーダーエラーが見られた。 ...
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