1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 中年期の小梗塞+大梗塞で認知機能低下リスク増

中年期の小梗塞+大梗塞で認知機能低下リスク増

2019年9月27日  Annals of Internal Medicine

アテローム性動脈硬化症リスクを評価したARIC試験に参加した50歳以上で脳卒中のない被験者1884例を対象に、3mm未満の小梗塞、3-20mmの大梗塞、小梗塞+大梗塞の有病率と追跡20年時の認知機能低下リスクの関連を縦断的コホート研究で検討した。 その結果、梗塞なしの被験者の割合は86%、小梗塞のみは3%、大梗塞のみは10%、小梗塞+大梗塞は2%だった。梗塞なし群に比べ小梗塞+大梗塞群で-0.57SD(95%CI -0.89--0.26)の急激な認知機能低下が見られた。小梗塞単独群と大梗塞単独群の認知機能低下度は同等で、いずれも梗塞なし群との統計的差は認められなかった。 ...