ブラジル国内で心不全クリニック11施設の安定心不全外来患者188例を対象に、低用量フロセミドを中止した場合の安全性および忍容性を前向き無作為化二重盲検試験で検討。複合主要評価項目は、1)呼吸困難スコアによる症状評価、2)追跡調査期間中に利尿薬中止を維持できた患者割合とした。 その結果、第1複合転帰で中止群と維持群に有意差は見られず(P=0.94)、第2複合転帰は中止群70例(75.3%)と維持群77例(83.7%)が利尿薬を再使用しなかった(フロセミドの追加使用と中止のオッズ比1.69、P=0.16)。両群間の心不全関連イベント(入院、救急外来受診、死亡)の発現率は同等だった(P=1.0)。 ...
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