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POEM後の食道炎、胃側切開長2.5cm超で発生率高い

2019年10月1日  Surgical Endoscopy

食道アカラシア患者100例を対象に内視鏡2本(ダブルスコープ法)または内視鏡1本を用いた経口内視鏡的筋層切開術(POEM)を比較した無作為化試験の追跡調査を実施し、中期転帰を検討。調査対象をPOEM後6カ月以降に内視鏡検査を受けた患者とし、追跡期間中央値は3年だった。 その結果、胃側筋層切開長はダブルスコープ法の方が長かった(3.3cm vs. 2.6cm)。臨床的有効率(80%以上)およびPOEM後の逆流発生率(約60%)は同等だったが、中等度の食道炎の発生率はダブルスコープ法の方が高かった(25% vs. 4%)。2カ月時の内視鏡検査が正常な患者の40%超に中期追跡でびらん性食道炎が認められた。 ...