肥満の2型糖尿病、肥満手術でMACEが有意に低下

肥満を伴う2型糖尿病成人患者1万3722例を対象に、肥満手術と主な心血管系有害事象（MACE）との関連性を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、試験終了時の主要評価項目（8年間累積MACE発現率）は手術群30.8％、非手術群47.7％（P＜0.001）、調整後ハザード比0.61だった。あらかじめ規定した副次転帰7項目では、死亡も含めて肥満手術を支持する統計的有意差が示された。全死因死亡は代謝手術群112例、非手術群1111例に認められた（8年間累積発生率10.0％ vs. 17.8％、調整後ハザード比0.59）。 ...