PCI歴ありの糖尿病、チカグレロル併用でCVDリスク減
PCI施行歴があり安定冠動脈疾患(CAD)を併発した糖尿病患者1万1154例を対象に、アスピリンへのチカグレロル上乗せ効果を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討した(THEMIS-PCI試験)。 intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値3.3年での主要複合評価項目(心血管死、心筋梗塞または脳卒中)発生率はチカグレロル群でプラセボ群に比べ低かった(7.3% vs. 8.6%、ハザード比0.85、95%CI 0.74-0.97、P=0.013)。同様の効果はPCI施行歴のない患者では見られなかった(P=0.76、相互作用のP=0.16)。TIMI出血基準に基づく大出血の発生率はチカグレロル群でプラセボ群に比べ高かった(同2.03、1.48-2.76、P<0.0001)。 ...
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