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デノスマブ併用時の高用量テリパラチド、標準用量に比べ骨密度増加

2019年10月3日  専門誌ピックアップ

デノスマブとテリパラチドの併用によって各単剤よりも股関節と脊椎の骨密度が上昇することがDATA試験で示されている。そこで、閉経後の骨粗鬆症女性69例を対象に、この併用療法でテリパラチドを増量した(40μg)場合の骨量増強効果を非盲検無作為化第IV相試験で標準用量(20μg)と比較した(DATA-HD試験)。 その結果、主要評価項目に規定した15カ月時の脊椎の二次元骨密度の平均変化率は高用量群の方が有意に高く(17.5% vs. 9.5%、P<0.0001)、大腿骨頸部(6.8% vs. 4.3%、P=0.04)と股関節全体(6.1% vs. 3.9%、P<0.0001)でもほぼ同じだった。重篤な有害事象の発現率は標準用量群18%、高用量群5%だった。 ...