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LDL-CとSBPどちらも低値で心血管疾患の生涯リスク低下

2019年10月4日  Journal of the American Medical Association

英国バイオバンク登録者438952例を対象に、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)および収縮期血圧(SBP)が生涯にわたって低値を保った場合の心血管疾患(CVD)生涯リスクとの関連を遺伝的リスクスコアに基づいて評価した。 その結果、LDL-C遺伝子スコアが中央値より高い参加者は、主要冠動脈イベントに対するオッズ比が0.73(P<0.001)、SBP遺伝子スコアが中央値より高い参加者はオッズ比が0.82(P<0.001)だった。LDL-CとSBPの遺伝子スコアがどちらも中央値より高い参加者は主要冠動脈イベントに対するオッズ比が0.61だった(P<0.001)。メタ回帰分析では、低LDL-Cおよび低SBPの複合曝露で、主要冠動脈イベントのオッズ比が0.22(P<0.001)、心血管死のオッズ比が0.32(P<0.0001)だった。 ...