LDL-C高値ACSにエボロクマブ併用が有効

急性冠症候群（ACS）で入院した低比重リポ蛋白コレステロール（LDL-C）高値の患者308例を対象に、高用量スタチン療法へのエボロクマブ追加投与の安全性と有効性を無作為化二重盲検プラセボ比較試験で評価した（EVOPACS試験）。 その結果、平均LDL-C値は、エボロクマブ群で8週目に3.61mmol/Lから0.79mmol/Lに、プラセボ群で3.42mmol/Lから2.06mmol/Lに低下し、ベースラインからの平均変化率の差は－40.7％（95％CI －45.2-－36.2、P＜0.001）だった。エボロクマブ群の95.7％、プラセボ群の37.6％が8週目にLDL-C値1.8mmol/L未満を達成した。有害事象および心血管系イベントは両群で同等だった。 ...