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甘いお菓子の値上げで肥満率低下の可能性

2019年10月7日  British Medical Journal

英国で糖分の多い菓子の価格が20%上昇した場合の肥満有病率に及ぼす影響を検討。3万6324世帯の家計支出データから価格上昇に伴うエネルギー摂取の変化量を推定し、さらに2012-16年全国食事栄養調査の成人2544人のデータからBMIおよび肥満有病率の変化を推定するモデル研究を実施した。 低ないし高所得群で、糖分の多い菓子の価格20%上昇に伴うエネルギー摂取量低下の平均値は、8.9×103kcalと推定された。糖分の多い菓子および砂糖入り飲料の価格が20%上昇した場合、全所得群で平均して、BMIが0.53低下すると推定され、肥満有病率が1年後には2.7%ポイント低下する可能性があった。 ...