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PCI後のP2Y12i選択に遺伝子検査、標準療法に非劣性

2019年10月10日  New England Journal of Medicine

ステント留置を伴う初回PCI施行患者2488例を対象に、CYP2C19遺伝子検査に基づくP2Y12阻害薬選択の有効性を無作為化試験で検討した(POPular Genetics試験)。 その結果、12カ月時の純臨床有害事象(全死亡、心筋梗塞、明らかなステント塞栓症、PLATO基準に基づく大出血の複合評価項目)発生率は遺伝子型ガイド群5.1%、標準療法群(チカグレロルまたはプラスグレル)5.9%。絶対差が-0.7パーセントポイントで非劣性マージンの2パーセントポイントを下回り、遺伝子型ガイド戦略の非劣性が示された(非劣性のP<0.001)。12カ月時のPLATO基準に基づく大出血または非大出血の発生率は9.8%、12.5%だった(ハザード比0.78、95%CI 0.61-0.98、P=0.04)。 ...