STEMIの初回PCIは生分解性ポリマーステントが優位

初回PCIを施行した急性ST上昇型心筋梗塞（STEMI）患者1300例を対象に、超薄型ストラットと生分解性ポリマーを使用したシロリムス溶出性ステントの安全性と有効性を単盲検無作為化優越性試験で薄型ストラットと耐久性ポリマーを使用したエベロリムス溶出性ステントと比較した（BIOSTEMI試験）。 その結果、主要評価項目に規定した12カ月時の標的病変不全（心臓死、標的血管心筋梗塞、標的病変血行再建術の複合）発生率は生分解性ステント群4％、耐久性ステント群6％となり（差－1.6パーセントポイント、率比0.59、95％確信区間0.37-0.94、優越性の事後確率0.986）、生分解性ステントの優越性が示された。 ...