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鼻茸を伴う重症慢性副鼻腔炎、デュピルマブで改善

2019年10月11日  Lancet

ステロイド全身投与および外科治療、またはそのいずれかが奏効しない鼻茸を伴う重度慢性副鼻腔炎患者に対するデュピルマブの効果を多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間第III相試験2件で検討した[LIBERTY NP SINUS-24試験(患者276例)、LIBERTY NP SINUS-52試験(同448例)]。 ベースラインから24週時、デュピルマブのプラセボに対する鼻茸スコア変化量の最小二乗平均値の差は、SINUS-24試験で-2.06(95%CI -2.43--1.69、P<0.0001)、SINUS-52試験で-1.80(同-2.10--1.51、P<0.0001)だった。鼻閉重症度スコア変化量の最小二乗平均値の差は、SINUS-24試験で-0.89(同-1.07--0.71、P<0.0001)、SINUS-52試験で-0.87(同-1.03--0.71、P<0.0001)だった。主な有害事象(鼻咽頭炎、鼻茸および喘息の悪化、頭痛、鼻出血、注射部位紅斑)の頻度はプラセボの方が高かった。 ...