非感染性ぶどう膜炎へのMMF、MTXに勝る効果なし

非感染性の中間部、後部および汎ぶどう膜炎患者216例を対象に、コルチコステロイド節約（corticosteroid-sparing）治療に用いる第一選択の免疫抑制薬として、メトトレキサート（MTX）とミコフェノール酸モフェチル（MMF）の効果を無作為化試験で比較した（FAST試験）。 その結果、6カ月時の治療成功率（両眼の炎症コントロール達成、プレドニゾン7.5mg/日以下および酢酸プレドニゾロン1％点眼2滴以下、安全性または不耐容による治療失敗なし）はメトトレキサート群66.7％、ミコフェノール酸モフェチル群57.1％だった（差9.5％、95％CI －5.3-21.8、オッズ比1.50、95％CI 0.81-2.81、P＝0.20）。 ...