1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 敗血症症状への経験的抗菌薬治療で血液培養の感度が低下

敗血症症状への経験的抗菌薬治療で血液培養の感度が低下

2019年10月16日  Annals of Internal Medicine

救急科を受診した敗血症の重症症状を呈する患者325例を対象に、経験的抗菌薬治療開始後すぐに採取した血液培養の診断感度を診断試験で検討した。 その結果、1つ以上の微生物病原体に対する陽性率は抗菌薬治療前に採取した血液培養で31.4%、抗菌薬治療開始後120分以内に採取の血液培養で19.4%だった(絶対差12.0%、95%CI 5.4-18.6%、P<0.001)。抗菌薬治療開始後に採取した血液培養の感度は52.9%だった。他の微生物培養結果も組み込んだ際の微生物病原体に対する陽性率は67.6%だった。 ...