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亜急性期脳卒中の有酸素運動、有意な効果示せず

2019年10月16日  British Medical Journal

亜急性期脳卒中(脳卒中発症後5-45日)の成人患者200例を対象に、体重免荷トレッドミル歩行トレーニングによる有酸素運動の日常生活動作改善効果を無作為化比較試験で検討(PHYS-STROKE試験)。標準的なリハビリテーション療法に加えて、4週間、週5回、1回25分間の有酸素運動を受ける群と漸進的筋弛緩法を受ける群に患者を無作為に割り付けた。 脳卒中後3カ月の時点で、有酸素運動群は筋弛緩法群に比べて、ベースラインからの最大歩行速度の平均変化量(調整後の治療効果0.1m/秒、95%CI 0.0-0.2、P=0.23)およびバーセル指数スコアの平均変化量(同0点、-5-5、P=0.99)の有意な改善と示さなかった。重篤な有害事象の発生頻度は、有酸素運動群の方が高かった(発生率比1.81、95%CI 0.97-3.36)。 ...