2型糖尿病へのSGLT2阻害薬、腎転帰への有益性示す
2型糖尿病患者を対象としたナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬3剤(エンパグリフロジン、カナグリフロジン、ダパグリフロジン)の効果を検討した無作為化比較試験4件(対象3万8723例)の系統的レビューとメタ解析を実施。SGLT2阻害薬の腎転帰への効果を評価した。 その結果、SGLT2阻害薬は主要複合評価項目と規定した透析、移植、腎臓病による死亡リスクを大幅に低下させ(相対リスク0.67、P=0.0019)、その効果は全試験で一貫していた(I2=0%、異質性のP=0.53)。さらに、SGLT2阻害薬によって末期腎不全(同0.65、P<0.0001)および急性腎障害(同0.75、P<0.0001)のリスクが低下した。 ...
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