小児期の性的虐待と長期転帰の関連性を検討した観察研究のメタ解析19件(対象となった一次研究559件、研究参加者408万9547例)のデータを基に長期転帰のオッズ比と研究の質をアンブレラレビューで評価した。 その結果、小児期の性的虐待と最も強い関連を示した精神障害は転換性障害(オッズ比3.3)、境界性パーソナリティ障害(同2.9)、不安(同2.7)、うつ病(同2.7)だった。質の高系統的レビューで報告された転帰は、精神的転帰2件(心的外傷後ストレス障害および統合失調症)、社会心理学的転帰1件(薬物乱用)だった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。