全米がん登録データベースの病期I期悪性黒色腫(米国がん合同委員会の病期分類第8版[AJCC-8]に基づく判定)患者7万319例を対象に、モース顕微鏡手術(MMS、6万7085例)と従来の切除マージンを十分確保した広範切除術(WME、3234例)の全生存率を後ろ向きコホート研究で比較した。 臨床的因子と腫瘍因子で調整した多変量Cox比例ハザード回帰分析で、MMSはWMEに比べて全生存率のわずかな改善と関連を示した(ハザード比0.86、95%CI 0.76-0.97)。傾向スコアでマッチさせたMMS群とWME群の比較でも、MMS群で生存率のわずかな改善が認められた(同0.82、0.68-0.98)。 ...
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