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移植後CMV再活性化に対するmaribavirの有効性確認

2019年10月22日  New England Journal of Medicine

サイトメガロウイルス(CMV)再活性化を認めた造血細胞または固形臓器移植レシピエント159例を対象に、抗サイトメガロウイルス(CMV)活性を有するベンズイミダゾールリボシドmaribavir(400mg、800mg、1200mgのいずれかを1日2回投与)による先制治療の有効性と安全性を第II相非盲検試験で検討した。 その結果、投与開始後3週以内の奏効率(血漿中CMV DNA検出不能)はmaribavir群62%、バルガンシクロビル群56%、6週以内の奏効率はそれぞれ79%、67%だった(リスク比1.20、95%CI 0.95-1.51)。奏効率はmaribavirの各用量群で同等だった。投与中に発現または悪化した重篤な有害事象の発生率は、maribavir群の方がバルガンシクロビル群より高かった(44% vs. 32%)。 ...