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A群レンサ球菌咽頭扁桃炎、ペニシリンVの5日投与が非劣性

2019年10月22日  British Medical Journal

A群レンサ球菌による咽頭扁桃炎患者433例を対象に、ペニシリンVの1日4回5日間と1日3回10日間投与(現在の推奨レジメン)を無作為化非盲検非劣性試験で比較。非劣性マージンを10%ポイントとした。 その結果、臨床的治癒率は5日投与群89.6%、10日投与群93.3%(95%CI −9.7-2.2)、除菌率は80.4%、90.7%だった。再発は5日投与群で8例、10日投与群で7例、合併症発現は0例、4例、新たな扁桃炎が6例、13例に認められた。症状緩和までの期間は5日投与群でより短かった。有害事象は主に下痢、悪心および外陰膣障害で、10日投与群の方が発現率が高く、持続期間も長かった。 ...