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生殖補助医療利用の男性は前立腺がんリスク高い?

2019年10月23日  British Medical Journal

スウェーデンで1994-2014年に出生した子供の父親118万1490人を対象に、生殖補助医療を利用して父親となった男性と自然妊娠で父親となった男性の前立腺がんリスクを比較した。 その結果、前立腺がん診断率は体外受精(IVF)群0.37%、顕微授精(ICSI)群0.42%、自然妊娠群0.28%で、発症時の平均年齢はそれぞれ55.9歳、55.1歳、57.1歳だった。IVF群およびICSI群の前立腺がんリスクが自然妊娠群に比べ高く(ハザード比1.33、1.64)、55歳未満の前立腺がん診断リスクも高かった(同1.51、1.86)。ICSI群の前立腺がん発症者の(進行または転移の代理評価項目としての)アンドロゲン除去療法施行率は自然妊娠群と同等以上だった(オッズ比1.91、P=0.07)。 ...