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HFrEFにダパグリフロジン併用で心不全悪化と心血管死のリスク減

2019年10月24日  New England Journal of Medicine

左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)患者4744例を対象に、標準治療に加えたダパグリフロジンの効果を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討した(DAPA-HF試験)。 その結果、中央値18.2カ月の追跡で、主要複合評価項目(心不全悪化[入院または心不全による緊急受診]、心血管死)発生率はダパグリフロジン群16.3%、プラセボ群21.2%だった(ハザード比0.74、95%CI 0.65-0.85、P<0.001)。心不全悪化の初回発生率(10.0% vs. 13.7%、同0.70、0.59-0.83)および心血管死亡率(9.6% vs. 11.5%、同0.82、0.69-0.98)はともにダパグリフロジン群の方が低かった。結果は糖尿病合併患者と非合併患者で同等だった。 ...