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上腕骨近位部骨折に創外固定器が有用

2019年10月28日  The Journal of Bone & Joint Surgery

転位のある上腕骨近位部骨折を創外固定器で治療した患者の中期および長期的転帰を検討。235例のうち、X線検査と2年間の臨床追跡調査を完遂した188例を対象とした。 43%が2-part骨折、32%が3-part骨折、25%が4-part骨折だった。120肩を経皮手技、68肩を三角筋胸筋部進入法で整復し、創外固定器の固定には133肩にピンクロッシング法、55肩にピンブリッジング法を用いた。最終追跡時の平均臨床スコアは、Oxford肩スコア(OSS)42.6、SSV(主観的肩評価)85.5、疼痛視覚アナログ尺度1だった。3カ月後の合併症発生率は16%(235例中37例)、最高頻度の合併症はピン刺入域の感染(8%、235例中19例)、27%(188例中50例)が1つ以上の合併症を有し、3%(6例)に再手術を施行した。 ...