腎機能低下DM、メトホルミンがSU薬よりCVリスク低い

腎機能が低下した糖尿病（DM）患者4万9478例（メトホルミン使用者2万4679例およびSU薬使用者2万4799例、年齢中央値70歳）を対象に、メトホルミンとスルホニル尿素（SU）薬の心血管リスクを後ろ向きコホート研究で比較した。 その結果、1000人年当たりのMACE（急性心筋梗塞による入院、脳卒中、一過性虚血性発作または心血管死）発生率は、メトホルミン群23.0、SU薬群29.2だった。SU薬群に対するメトホルミン群の原因別調整後MACEハザード比が0.80となり、メトホルミン群のMACEイベントがSU薬群よりも1000人年当たり5.8件少なかった。 ...