CKDとアルブミン尿リスクは健康的な食生活で予防

成人の健康的な食習慣と慢性腎臓病（CKD）発症の関連を前向きコホート研究18件（計63万108例を対象、平均追跡期間10.4年）のシステマティックレビューおよびメタ解析で検討した。 その結果、健康的な食習慣として主に野菜、果物、豆類、ナッツ類、全粒穀物、魚、低脂肪乳の高摂取および赤身肉、加工肉、ナトリウム、砂糖入り飲料の低摂取を推奨する研究が多かった。健康的な食生活がCKD発症率低下（オッズ比0.70、I2＝51％）およびアルブミン尿発症率低下（同0.77、I2＝37％）との関連を認めたが、推算糸球体濾過量（eGFR）低下との有意な関連は見られなかった（同0.70、I2＝49％）。 ...