局所進行胃がんの胃切除、開腹より腹腔鏡の方が安全

局所進行胃がん（cT2-4aN+M0）患者95例を対象に、術前補助化学療法後の腹腔鏡補助下幽門側胃切除術（LADG）＋D2リンパ節郭清と開腹下幽門側胃切除術（ODG）＋D2リンパ節郭清の安全性および有効性を第II相非盲検非劣性無作為化臨床試験で比較した。 その結果、LADG群では術後合併症発生率が有意に低く（20％ vs. 46％、P＝0.007）、視覚アナログ尺度による術後第2日の疼痛スコアが1.2単位低く（P＝0.008）、術後補助化学療法の完遂が良好で（調整オッズ比4.39、95％CI 1.63-11.80、P＝0.003）、副作用による術後補助化学療法中止率が低かった（22％ vs. 42％、P＝0.04）。 【訂正】 2019年10月28日に以下を訂正しました。 「原文を読む」のリンク先を修正しました。 2019年12月27日に以下を訂正しました。 「術前補助化学療法」を「術後補助化学療法」に変更しました。 ...