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卵巣がん、veliparibの化学療法併用+維持療法でPFS改善

2019年10月30日  New England Journal of Medicine

未治療のステージIII-IV高悪性度漿液性卵巣がん患者1140例を対象に、PARP阻害薬veliparib+化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル)の導入療法とその後のveliparib単剤での維持療法の効果を第III相プラセボ対照試験で検討した(VELIA/GOG-3005試験)。 その結果、BRCA変異があるコホートでの無増悪生存期間(PFS)中央値がveliparib群34.7カ月、対照群(化学療法+プラセボの導入療法とプラセボでの維持療法)22.0カ月(増悪または死亡のハザード比0.44、95%CI 0.28-0.68、P<0.001)、相同組換え修飾異常(HRD)コホートでは31.9カ月、20.5カ月(同0.57、0.43-0.76、P<0.001)、intention-to-treat集団では23.5カ月、17.3カ月(同0.68、0.56-0.83、P<0.001)とveliparib群の方が有意に長かった。veliparibによって化学療法併用時に貧血および血小板減少症の発生率、全体では悪心および倦怠感の発生率が増加した。 ...