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大腸がん検診4戦略、発症抑制効果に差

2019年10月30日  British Medical Journal

ノルウェーで50-79歳の男女を対象に、4通りの大腸がんスクリーニング戦略の有益性および有害性をマイクロシミュレーションモデル研究で推定し、ベースラインの15年大腸がんリスクで層別化した。 15年の追跡で、ベースラインの15年大腸がんリスクが3%だった男女に対する年1回の免疫学的便潜血検査(FIT)および大腸内視鏡検査による1000人当たり大腸がん死亡率低下度は6人、隔年のFITおよびS状結腸鏡検査では5人と推定された。1000人当たり大腸がん発症率低下度は大腸内視鏡検査で10人、S状結腸鏡検査で8人、年1回のFITで4人、隔年のFITで1人と推定された。1000人当たりの重篤な有害性発生率は3人(隔年FIT)から5人(大腸内視鏡検査)と推定された。 ...