前立腺がんADTへのアパルタミド追加、QOLに悪影響なし

アンドロゲン除去療法（ADT）実施中の遠隔転移を有する去勢感受性前立腺がん（CSPC）患者1052例を対象に、アパルタミド追加による健康関連QOLへの影響を無作為化プラセボ対照二重盲検第III相試験で検討（TITAN試験）。疼痛関連評価項目の追跡期間中央値は19.4-22.1カ月だった。 その結果、疼痛評価尺度BPI-SFの疼痛スコア中央値はアパルタミド群1.14［四分位範囲（IQR0-3.17）］、プラセボ群1.00（同0-2.86）、疲労評価尺度BFIの最大疲労スコア中央値は1.29（0-3.29）、1.43（0.14-3.14）だった。前立腺がん治療患者用機能評価尺度FACT-PとQOL評価尺度EQ-5D-5Lのデータから、両群とも健康関連QOLは維持されていることが示された。 ...