抗うつ薬の効果をMRI画像から予測
2019年10月30日
American Journal of Psychiatry
EMBARC(Establishing Moderators and Biosignatures of Antidepressant Response in Clinical Care)試験に参加したうつ病患者279例を対象に、構造的MRIおよび安静時機能的MRI(fMRI)画像で判断する脳の機能的結合性パターンによる抗うつ薬(セルトラリン)の効果予測能を無作為化プラセボ対照試験で検討した。 その結果、デフォルト・モード・ネットワーク内の結合性が高いほど特にセルトラリンの治療効果を予測した。デフォルト・モードとエグゼクティブ・コントロール・ネットワークのネットワーク間の結合性についてもほぼ同じ結果が見られた。プラセボおよびセルトラリンの治療効果は、ネットワーク間の海馬結合性により予測された。 ...
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