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PF-ILDへのニンテダニブ、FVC低下率を抑制

2019年10月31日  New England Journal of Medicine

進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)患者663例を対象に、ニンテダニブの有効性および安全性を二重盲検プラセボ対照第III相試験で検討した(INBUILD試験)。 主要評価項目の調整後努力肺活量(FVC)年間低下率は、ニンテダニブ群-80.8mL、プラセボ群-187.8mLで、群間差は107.0mL(95%CI 65.4-148.5、P<0.001)だった。高分解能CTで通常型間質性肺炎様の線維化パターンが見られる患者では、調整後FVC年間低下率は、ニンテダニブ群-82.9mL、プラセボ群-211.1mL、差128.2mL(同70.8-185.6、P<0.001)となった。最も頻度の高い有害事象は下痢で、ニンテダニブ群66.9%、プラセボ群23.9%で報告された。 ...