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COPD予後予測モデルのほとんどが外的妥当性検証せず

2019年11月4日  British Medical Journal

慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の予後予測モデルを評価すべく、論文228件の系統的レビューを実施した。 その結果、3通りの設定[外来患者(239個、59%)、入院患者(155個、38%)、救急科受診患者(14個、3%)]で予後予測モデル計408個が開発されていた。主な評価項目は死亡率(51%)および急性増悪リスク(10%)、主な予測因子は年齢(41%)、1秒量(21%)などだった。予後予測モデル100個で内的妥当性が評価され、91個で較正度が検証されていた。外的妥当性は38個(9.3%)で検証されていたが、完全に独立した研究チームが検証したのは12個だった。予測指標のバイアスリスク評価ツールPROBASTに基づきバイアスリスクが低いと判断したモデルはわずか7個だった。...