1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 成人期の体重変化と死亡リスクの関連が判明

成人期の体重変化と死亡リスクの関連が判明

2019年11月5日  British Medical Journal

1988-94年および1999-2014年の米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて40歳以上の成人3万6051人の体重変化と死亡率の関連を前向きコホート研究で検討した。 平均12.3年の追跡の結果、1万500件の死亡が確認された。正常体重維持群に比べ成人早期-中期の非肥満から肥満移行群で全死亡および心疾患死亡リスクが増加したが(ハザード比1.22、1.49)、肥満から非肥満移行群では死亡リスクとの有意な関連は見られなかった。成人中期-後期の肥満から非肥満移行群で全死亡および心疾患死亡リスクが増加したが(同1.30、1.48)、非肥満から肥満移行群では死亡リスクとの有意な関連は見られなかった。成人期を通じての肥満維持群は全死亡リスク増加と一貫して関連を示し、全死亡ハザード比は早期-中期1.72、早期-後期1.61、中期-後期1.20だった。 ...