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思春期の性格特性が50年後の認知症リスクと関連

2019年11月6日  JAMA Psychiatry

1960年に150項目の質問から構成される性格調査を受けた米国の高校生8万2232人を対象に、思春期の性格特性と後年の認知症との関連をコホート研究で検討。親の教育水準、所得、職業などに基づく思春期の社会経済的地位の関連性への影響も調査した。 性格調査時の平均年齢は15.8歳、認知症の追跡調査時は69.5歳だった。特定された性格のうち「活力」のスコア上昇は認知症リスク低下に関連していた[1標準偏差上昇時のハザード比0.93、95%CI 0.90-0.97、P<0.001]。「平静さ」および「成熟度」では、後年の認知症に対する予防的関連が見られたが、その関連は社会経済的地位の上昇に伴い強くなった。 ...