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小児補聴器の適時装用開始、保険種別や人種等が遅延要因

2019年11月7日  専門誌ピックアップ

米国で聴性脳幹反応(ABR)検査と補聴器評価のため3次医療機関へ紹介された1-15歳の小児90例を対象に、適切な時期の補聴器装用開始を阻害する社会経済的、人口統計学的および臨床的要因を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、出生から初回ABR検査までの期間の遷延と関連したのは、公的保険(vs. 民間保険、平均差6.0カ月)と白人以外の人種・民族(vs. 白人、同6.0カ月)だった。非英語話者家庭の患者では、同期間が平均6.0カ月長かった(14.9±16.3カ月 vs. 9.0±8.5カ月)。難聴の重症度は、ABR検査から補聴器発注までの期間短縮と関連した(オッズ比0.6、95%CI 0.4-0.9)。 ...