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パクリタキセルDES、市販後11年で死亡率増加確認されず

2019年11月7日  専門誌ピックアップ

ドイツで公的健康保険BARMERのデータを用いて、市販後の200715年までのパクリタキセルベースの薬剤溶出デバイスによる末梢血管に対する初回血管内治療(EVR)例を抽出。EVR施行患者6万4771例を対象に、リアルワールドでの長期死亡率を検討した。 多変量Cox回帰分析により、パクリタキセルベースの薬剤溶出性ステント(DES)は留置後11年以上の長期死亡率増加と関連が見られなかった(いずれもP>0.057)。薬剤被覆バルーンは留置後1年間の長期死亡率低下と関連を示したが(ハザード比0.92、P<0.001)、その後は関係が見られなかった(いずれもP>0.202)。 ...