高齢者、MCI＋多量飲酒で認知症リスク増
2019年11月11日 専門誌ピックアップ
米国でGinkgo Evaluation of Memory Studyに参加した認知症でない高齢者3021例（年齢中央値78歳）を対象に、飲酒と認知症リスクの関連をコホート研究で検討した。 追跡期間中央値6.0年で、512例が認知症を発症した。1.0杯/週未満の飲酒に対する7.1-14.0杯/週の認知症ハザード比は、軽度認知障害（MCI）がない参加者で0.63、MCIがある参加者で0.93だった。MCIがある参加者で、1.0杯/週未満の飲酒に対する14.0杯超/週の飲酒の認知症ハザード比は1.72だった。1.0杯未満の飲酒に比べると、MCIがない参加者の非飲酒およびMCIがある参加者の14.0杯超の飲酒は改訂MMSEスコア低値と関連を示した（ベースラインからの平均変化量－0.46点）。 ...