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ILD合併NSCLC、nab-PTX+カルボプラチンの奏効率55.6%

2019年11月11日  専門誌ピックアップ

日本国内で間質性肺疾患(ILD)を合併した未治療の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者36例を対象に、nab-パクリタキセル(PTX)+カルボプラチン(CBDCA)併用の有効性および安全性を前向き第II相試験で検討した(HOT 1302試験)。 その結果、主要評価項目の客観的奏効率は55.6%、無増悪生存期間(PFS)中央値は5.3カ月、全生存期間(OS)中央値は15.4カ月だった。扁平上皮がん患者と非扁平上皮がん患者の客観的奏効率は66.7%、47.6%(P=0.254)、PFS中央値は8.2カ月、4.1カ月(ハザード比0.60、P=0.15)、OS中央値は16.8カ月、11.9カ月(同0.56、P=0.17)だった。グレード2以上の肺炎が2例に発生し、1例が死亡した。 ...