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元プロサッカー選手の神経変性疾患死亡率3.45倍

2019年11月12日  New England Journal of Medicine

スコットランドの元プロサッカー選手7676人と性別、年齢、社会的貧困度でマッチさせた対照の一般集団2万3028人を対象に、神経変性疾患による死亡率を後ろ向きコホート研究で比較した。 その結果、元プロサッカー選手は対照に比べて、虚血性心疾患による死亡率(ハザード比0.80、95%CI 0.66-0.97、P=0.02)および肺がんによる死亡率(同0.53、0.40-0.70、P<0.001)が低く、神経変性疾患による死亡率が高かった(1.7% vs. 0.5%、サブハザード比[虚血性心疾患による死亡と全がんによる死亡を競合リスクとして調整したハザード比]3.45、95%CI 2.11-5.62、P<0.001)。認知症関連薬が処方される頻度は、対照より元選手の方が高かった(オッズ比4.90、95%CI 3.81-6.31、P<0.001)。 ...