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強迫性障害の目標指向性、診断よりディメンションと関連

2019年11月14日  JAMA Psychiatry

強迫性障害(OCD)または全般性不安障害(GAD)またはそのいずれかを有する患者285例を対象に、患者が報告した強迫性のディメンションがOCDの診断よりも強い目標指向性関連の高次認知障害と強い関連があるかを横断研究で検討。ウィスコンシンカード分類検査(WCST)および抽象的推論の検査を測定に、OCDおよびGADのGSM-5診断および因子分析から抽出した精神症状のディメンション3項目(全般的苦痛、強迫性および強迫観念)を臨床変数に用いた。 その結果、GADと比較して、OCDの診断に目標指向性行動との関連はなかったが(P=0.18)、強迫性のディメンションが目標指向性行動と負の相関を示した(P=0.003)。OCD関連の他のディメンション(全般的苦痛および強迫観念)は目標指向性行動、WCSTおよび抽象的推論の検査との確実な関連は見られなかった。 ...