心臓手術後の輸血、フィブリノゲン製剤がクリオ製剤に非劣性
2019年11月14日
Journal of the American Medical Association
心臓手術後に臨床的な大出血および低フィブリノゲン血症を来した患者735例を対象に、クリオプレシピテートに対するフィブリノゲン濃縮製剤の出血抑制効果の非劣性を無作為化臨床試験で検討(FIBRES試験)。平均輸血単位数の比1.2未満を非劣性マージンとした。 術後24時間の同種血輸血単位数の平均は、フィブリノゲン製剤群16.3単位、クリオプレシピテート群17.0単位だった(平均輸血単位数の比0.96、片側97.5%CI -∞-1.09、非劣性のP<0.001)。フィブリノゲン製剤群26例(7.0%)、クリオプレシピテート群35例(9.6%)に血栓塞栓イベントが発生した。試験は中間解析時に、事前に規定した中止基準を満たした。 ...
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