小児の受動喫煙曝露と脈絡膜菲薄化に用量依存的関連あり

香港で6-8歳の小児1400例を対象に、脈絡膜厚と受動喫煙曝露の関連を集団ベース研究で検討。波長掃引型光干渉断層計を用いて脈絡膜厚を測定し、質問票で受動喫煙歴を調査した。 その結果、受動喫煙曝露なし941例（67.2％）、曝露あり459例（32.8％）だった。年齢、性別、BMI、眼軸長および出生体重で調整後、受動喫煙曝露が脈絡膜菲薄化［中心窩領域8.3μm、下方内側（inner inferior）7.2μm、下方外側（outer inferior）6.4μm、耳側内側（inner temporal）6.4μm、耳側外側（outer temporal）7.3μmの減少］との関連を示した。このほか、家族の喫煙者数の増加および受動喫煙量の増加に脈絡膜の菲薄化との関連を認めた。 ...