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80歳以上の潜在性甲状腺機能低下にレボチロキシンは無効

2019年11月15日  Journal of the American Medical Association

80歳以上の潜在性甲状腺機能低下症患者へのレボチロキシン治療による甲状腺関連QOL改善効果を検討すべく、無作為化臨床試験2件(対象計251例)のプール解析を実施。1年時の甲状腺関連QOL質問票の甲状腺機能低下症状および疲労スコア(0-100点で、スコアが高いほど低QOL)を主要評価項目とした。 ベースラインから12カ月後までの甲状腺機能低下症状スコアは、レボチロキシン群では21.7点から19.3点に低下し、プラセボ群では19.8点から17.4点に低下した(調整後の群間差1.3点、95%CI -2.7-5.2、P=0.53)。疲労スコアは、レボチロキシン群では25.5点から28.2点へ上昇し、プラセボ群では25.1点から28.7点へ上昇した(同-0.1点、-4.5-4.3、P=0.96)。有害事象はレボチロキシン群29.5%、プラセボ群28.8%で発生した。 ...