薬剤感受性より多剤耐性結核の家庭内伝播リスクは高い
2019年11月15日
British Medical Journal
結核患者3339例の家庭内接触者1万160人を対象に、結核菌の薬剤耐性と感染リスクの関係を前向きコホート研究で検討。結核感染をツベルクリン反応検査陽性、活動性結核を喀痰塗抹陽性または胸部X線検査による診断と定義した。 その結果、12カ月の追跡調査までに、多剤耐性(イソニアジドおよびリファンピシン耐性)結核患者の家庭内接触者は、薬剤感受性結核患者の家庭内接触者と比べて結核感染リスクが8%高かった。疾患罹患の相対ハザードに群間差はなかった(調整ハザード比1.28、95%CI 0.9-1.83)。 ...
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