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成人の歩行速度、脳機能の問題や老化の加速と関連

2019年11月16日  専門誌ピックアップ

1972-73年出生コホート1037人を追跡した集団ベース研究のデータを用いて、歩行速度と加齢や認知機能との関連を検討。45歳時に生存していた904人の歩行速度と小児期の神経認知機能、加齢や脳の構造および成人期の身体機能や認知機能との関連を評価した。 その結果、老けて見える顔(P<0.001)、脳容積の縮小(P<0.001)、皮質の菲薄化(P=0.01)、皮質表面積の縮小(P=0.003)、白質高信号域の拡大(P=0.01)などが歩行速度低下と関連を示した。このほか、中年期の知能指数(IQ)低値(P<0.001)、小児期から成人期の認知機能低下(P<0.001)、3歳時の神経認知機能不良(P<0.001)などが歩行速度低下との関連を認めた。 ...