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緑内障の点眼忘れが視野喪失と関連

2019年11月19日  Ophthalmology

Collaborative Initial Glaucoma Treatment Study(CIGST試験)で点眼治療群に割り付けられた緑内障新規診断患者307例を対象に、点眼順守と視野進行の関連を検討。患者は最長10年間にわたり6カ月ごとの経過観察受診した。 その結果、平均7.3年の追跡期間で1回も点眼を忘れなかったと報告した患者の割合は46%だった。点眼忘れを報告した患者の割合は、「受診の3分の1以下」37%、「3分の1から3分の2」10%、「3分の2超」7%だった。点眼順守不良は平均偏差(MD)の経時的喪失と関連を示し(P=0.005)、8年間での平均予測MD喪失度は完全な点眼順守群で0.62dB(95%CI 0.17-1.06、P=0.007)、非順守報告頻度が受診の3分の1群で1.42dB(0.86-1.98、P<0.0001)、3分の2群で2.23dB(1.19-3.26、P<0.0001)だった。 ...