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早産児の大半は成人後も併存疾患なく健康

2019年11月16日  JAMA Pediatrics

1973-97年に出生し2015年までのデータが取得できた256万6699人を対象に、併存疾患なしでの早産児の生存率をスウェーデンの全国コホート研究で検討。併存疾患はAYA HOPE試験の併存疾患指数(神経精神疾患、思春期または若年成人によく見られる状態を含む)およびチャールソン併存疾患指数(CCI)を用いて定義した。 追跡終了時の年齢中央値29.8歳だった。早産児は5.8%で、そのうち54.6%が追跡調査期間終了時にAYA HOPE試験で定義した併存疾患がなく生存していた。在胎週数で層別化すると、超早産22.3%、極早産48.5%、後期早産58.0%、早期正期産61.2%、満期正期産63.0%だった。CCIで定義した併存疾患ない状態での生存率は73.1%で、在胎週数による層別化ではそれぞれ32.5%、66.4%、77.1%、80.4%、81.8%だった。 ...