喫煙者の肺がん検診、獲得生存年で対象抽出で効果最大
2019年11月18日
Annals of Internal Medicine
米国国民健康調査から40-84歳の喫煙経験者13万964例のデータを基に開発したモデル を用いて、肺がんスクリーニング対象者を獲得生存年に基づく戦略と肺がんリスクに基づく戦略の効果を比較した。 2013-15年の米国予防医学専門委員会(USPSTF)基準での抽出数にマッチさせた喫煙経験者830万人の抽出で解析した結果、CTスクリーニングでの総獲得生存年数は、獲得生存年戦略の方がリスク戦略より多かったが(63万3400年 vs. 60万7800年)、肺がん死亡回避件数は少なかった(5万2600件 vs. 5万5000件)。獲得生存年戦略では抽出されるがリスク戦略では抽出されない検診対象者156万人はリスク戦略での抽出対象者に比べ若く、併存疾患数も少なかった。 ...
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