喘息幼児の遺伝子発現プロファイル、学齢期の症状を予測
急性喘鳴を呈する就学前幼児107例および年齢でマッチさせた健常小児66例を対象に、遺伝子発現プロファイルが喘息診断および予後予測にもたらす影響を白血球トランスクリプトーム解析で検討。 その結果、喘鳴患者群で自然免疫応答に関連を示す遺伝子の有意な濃縮が見られた。急性喘鳴特異的な遺伝子モジュールが特定され、この遺伝子モジュールと幼児期のビタミンD値、7歳時の喘息薬使用および1秒率/努力性肺活量(FEV1%/FVC)に関連が見られた(いずれもP<0.005)。7歳時のロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)使用を高い精度(AUC=0.815)で予測できるモデルが開発された。 ...
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